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平成29年度 保護者支援・子育て支援研修会開催報告

2017年7月3日

 保護者支援・子育て支援研修会を、6月15日(木)に、県市町村自治会館にて開催しました。講師は千葉大学の大竹直子先生で、「保育カウンセラーの理論と技術を学ぶ」をテーマにご講演頂き、受講者は76名でした。

 

 Ⅰ 子ども・保護者・同僚とよい関係をつくるために~自分を知る~

  ○自分と保護者の間には必ず子どもがおり、自分と同僚の間には必ず仕事がある。

  〇人はそれぞれ価値観が違い、価値観の違いに気付くことが大切。価値観の違いはあって当然である。

 Ⅱ コミュニケーションの基本

  〇寄り添う気持ちの構えを整え、安心できる関係をつくることが大切。

  〇ポイントは傾聴し、受容すること。「どう解決するか」「どう対応するか」より「どう理解するか」である。

  〇受容は「自己受容」「他者受容」があり、自己受容できていないと他者受容はできない。自己受容できるためには自分が他者を受容することが必要となる。

 Ⅲ 子どもや保護者の力を引き出し育てるかかわり~アドラー心理学:勇気づけ~

  〇「勇気づけ」と「褒める」は違い、勇気づけは、相手の主体性を回復できるようにすること。

  〇あなたメッセージより、私メッセージで伝える。

  〇決めつけず、相手の気持ちを引き出していく。

  〇アイデアが出てこない時は「誘い水」指導を行う。

 Ⅳ かかわりのポイント

  〇大事なことは「聴く」こと→「理解すること」「尊重すること」

  〇「でも」「しかし」より「それで」「それから」

  〇相手の心がついてこられるように伝えよう

  〇言葉を補う

  〇「原因探し」よりも「目的探し」をしよう

  〇「結果」よりも「プロセス」に注目しよう

  〇肯定的な表現を使おう、肯定的な視点をもとう

  〇具体的な表現を使おう、具体的に理解しよう

  〇おだやかに、ゆっくり、はっきり

    ※物の見方や考え方を変えること。今までとは異なった角度・視点から物を見てみることが大事。

 Ⅴ 発達障がいが疑われる子どもの親への対応

  〇育てにくさはかなり前から感じていたため、自分を責める気持ちがある。保護者に伝える時は、受け取ってもらえるような言葉で伝えることが大事。

  〇子どものできていることから伝え、努力期に入ってきたら困っている子どもの視点で話をしていく。

 

  人はみな価値観の違いがあって当然で、その価値感の違いに気付いて関係作りを行っていくことを学ばせてもらいました。学んだことを様々な人間関係が錯綜している保育現場で活かし、コミュニケーション能力を高めて保護者の思いを受け止めていきたいと思います。